>ブレイクビーツ的なドラム

それは生ドラムを音響的に加工してる手法で
元々テーム・インパラがインディ界に普及させたサウンドなんだよ

ただ元々ドラムサウンドを加工してどういうサウンドにするかというのは
プロツールス以前、ビートルズの時代から脈々と続いてる問題であって
たとえば「アンノウン・プレジャーズ」なんかはわざわざスネアを素朴な初期のリズムマシーンのような
ポコスカいうショボい音に加工することでニューウェーブ感を強調しているし
80sの特徴であるゲートリバーブサウンドも主にスネアドラムの音色を変える効果が強く出ているよね

しかしブレイクビーツそのものを入れてしまうと単調なノリに曲が支配されてしまう
エレクトロニックでありつつもSEなどで常に目まぐるしくサウンドが変化する事を求められる現代においては
90年代R&B的な「ループ感」は基本的に好まれない
リズムがガチャガチャ強調するミックスも好まれない
そこにブレイクビーツの問題点があるよね