昔のジャズも然るべき着眼点を持てば現代的に機能するのよ
たとえばコルトレーンの「至上の愛」

A Love Supreme, Pt. I ? Acknowledgement
https://www.youtube.com/watch?v=vMCHDC2Lurk

開幕部分はSE的なイントロとして捉えればいい
まずはベースの印象的なリフの繰り返しで始まる
加わるドラムはアフリカンビートを意識しておりドラムンベースのように細かく刻まれたシンバルがポリリズムを強く意識させる
そして全体がインプロで混沌としていく中、サックスが冒頭にベースで弾かれたフレーズを再び奏でる
そのフレーズを歌メロとして「A Love Supreme」というフレーズを男声コーラスが繰り返しながら、他パートは次第にフェードアウト
開始時と同じくベースだけが残され終わる

このフォーマットはレディオヘッドが「Bloom」という曲のライブヴァージョンで見事にロックとして昇華している

Radiohead - Bloom Live at Colbert Report
https://www.youtube.com/watch?v=VN61YRBQ_QU