映画『SLAM DUNK』がヒット中の韓国。その人気の理由とオリジナルとの意外な違い
慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
2023/1/8(日) 
日本では1990年10月から週刊少年ジャンプで連載が始まった
『SLAM DUNK』だが、
韓国では漫画出版社「大元(デウォン)C.I.」を通じて
1992年12月に翻訳版が出版されると人気爆発。
日本に遅れること2か月あまりのペースで単行本翻訳版が出版され、
最終31巻(1996年10月発売)まで含めた総販売部数は1450万部以上とされている。
テレビアニメ版も人気。
民放テレビ局SBSで1998年6月から1999年3月まで放映された。
韓国では1997年に男子プロバスケットボールリーグのKBLがスタートしているが、
その誕生の一因には『SLAM DUNK』
の影響もあったとさえ言われている
ほどなのだ。
ただ、当時の韓国は日本文化の規制が
厳しく、登場人物や高校名がすべて韓国式に変えられていた。
桜木花道が「カン・ベクホ」?韓国版ではカット場面もあった!!
例えば湘北高校は「サンブク高校」
となり、主人公の桜木花道は「カン・ベクホ」に。
主要メンバーでは流川楓が「ソ・テウン」、キャプテンの赤木剛憲が「チェ・チス」、宮城リョータが「ソン・テソプ」、三井寿が「チョン・デマン」
という韓国風の名前だった。
木暮公延も「クォン・ジュンホ」で“メガネ君”ならぬ“メガネ先輩”に。
2018年平昌大会や2022年北京大会といった冬季五輪でカーリング女子日本代表のロコ・ソラーレと
名勝負を演じたカーリング女子韓国代表のキム・ウンジョンが
“メガネ先輩”と呼ばれるのも、
韓国の『SLAM DUNK』人気と関係しているのだ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinmukoeng/20230108-00331873