『朝鮮紀行』
(ちょうせんきこう、Korea and Her Neighbours)
イザベラ・バード著

李氏朝鮮における宗教
◆朝鮮の都市には寺院や聖職者の姿がない。
◆家々には神棚がなく、
◆村祭りには神輿もなければ、偶像を運ぶ行列もなく、
◆婚礼や葬儀では聖職者が祝福をしたり冥福を祈ったりすることがない。

◆朝鮮の仏教は日本の大きな仏教改革派の特色である正義を求める崇高な目的や向上心は何も見られない

◆朝鮮の修行僧たちはひどく無学で迷信深く、 自ら信仰している宗教の歴史や教義についてほとんど何も知らなかった

◆大半の修行僧から私が受けた印象は、彼らは何の意味もなく宗教的な儀式や作業を行っており、
何人かの例外を除いて、信仰を持っていないというものであった

◆実際に朝鮮人からも僧たちは放蕩者だと考えられていて見下されていた