『朝鮮紀行』
(ちょうせんきこう、Korea and Her Neighbours)
イザベラ・バード著

両班
◆バードは朝鮮の災いとして、
★両班★を上げている。彼らは自分では何も持たない。
自分のキセルですらである。
両班の学生は書斎から学校へ行くのに自分の本すら持たない。

◆旅行
この階級に属する者は旅行をするとき、
大勢のお供をかき集められるだけ
かき集め引き連れていくことになっている。
本人は従僕に引かせた馬に乗るのであるが、
両班に求められるのは
★究極の無能さ加減★として、
従者たちは
近くの住民を脅して、
★飼っている鶏や卵を奪い★、金を払わない。

◆酔っぱらい
酔っぱらいが美名となることは朝鮮の特徴であり、
★酔っぱらって正気を失うまで酒を飲んだ★としても、
恥とはみなされない。
食事が終わるころには
★酔いつぶれて床に寝転がっていて★も、地位を失うことはなく、酔いがさめれば、贅沢ができるほどゆとりがあるのはすばらしいと賛辞を受ける