フォンニィ・フォンニャット事件は韓国軍によるベトナム民間人虐殺事件の中でも証拠資料が特に多い事件だ。生存者のグエン・ティ・タンさんと事件を目撃した叔父のグエン・ドゥク・チョイさんが、韓国を訪問して銃撃前後の状況を具体的に説明しており、当時作戦を遂行した参戦軍人のリュ・ジンソン氏も虐殺を法廷で証言している。

虐殺についての住民たちの証言と写真が掲載されたベトナムのクアンナム省ディエンバン県文化通信庁の資料集や、在ベトナム米軍司令部の監察報告書もある。