ロックの終わりは
頼みもしないのに
あっけなく来てしまった。

ロックは時代の綱渡りに失敗した。
やはりつーか、救世主たちは虚偽の塊だった。
サブカルに皺寄せを回収させるはずが
加害や被害が大き過ぎて手に負えなかった。
死体の片付けを押し付け合っていた。

群像劇の顛末は
原盤をジミー・ペイジ方に放り投げるという
なんとも失礼で、滑稽で、
泡沫化した熱意の末席を汚す失態だった。

小心者のサブカルチャーは
フィクションやノンフィクションや
スノビズムの言葉で埋め尽くし
文章上のアプローチや画面上で
とやかく弁解すれば、
解決すると思い込んでいたらしい。

いつまでも本物になれなかったヒモたちの破滅。