ロサンゼルス暴動をテレビを見て目の当たりにした、
当時19歳の浦野貴司氏は師匠肌の萩原健太氏を伝手に
ロッキングオンの拉致された編集部を探り出した。
この事が萩原健太氏から、ひどく恨まれる事になり、
浦野貴司氏は女性を巻き込んで負傷してしまう。

西日暮里の果てにある、ボロアパートに
多数拘束されていた銀行系のVIPは、皮肉な形で
警察に救出され、RO編集部は他へ移設されてゆく。
負傷した浦野貴司氏は若すぎた。結果的に彼は3年後に
落命してしまう。功罪半ばというが、かならずしも
完全無欠とはいえないし、世間的な人物評価軸と、
それとは違っても差し支えないと、三次郎は思う。

3年後の韓国ノモンハン事件を発生前にVIP釈放を
通して、このような不測の形ではあれど防いだとしか
言えない。充分と思わないが他にあるとも言えない。

知らず、ロサンゼルス暴動事案に巻き込まれた
クロスビート誌の総勢逮捕・立件は、測らずも編集枠
を超えて応援要請された結果であり、犯人赤タイツが
浦野貴司氏の名前を騙り、ライターらを懐柔しようと
待ち構えて、無理やり複雑に動いた結果だといえる。
ツェッペリン事案について、ロサンゼルス暴動事案に
際してクロスビート誌他は、飛んで火に入る夏の虫を
させられてしまった形だった

亡き浦野貴司氏にとっては、当時から核軍縮事案に
名前を騙られて使われた恐怖事案の真っ只中だった。
浦野氏を庇い負傷した芸能女優さんとは当該、不肖、
今では半ば合縁奇縁の夫婦連れと言われている。
今においても自らの好運を差し引かない方々である。