(つづき)

「日本の大型音楽番組は80年代の古い芸能事務所の力学のシステムで作られてる。その為日本の芸能界と世界の音楽業界が剥離し過ぎてしまい、(日本の音楽番組に出ない)Jojiやリナ・サワヤマ、XGなどの日本人ワールドスターを下手したら日本人が知らない状況になってる」

「いまの日本の芸能事務所とタレントの関係が余りにも強い主従関係になってしまっている」

「2010年代前半の日本の音楽チャートは本当に歪だった」

「(CD至上主義の弊害の1つは)レコード会社がMV制作の予算を決める時、CDの売上予想から逆算してMVの予算を決めている。その為、才能はあるのにCD売上が見込めない非アイドルの人達が埋もれてしまった」 

「ただ最近は日本でもストリーミングが盛り上がってきてだいぶ健全になってきた」

「世界の音楽市場は右肩上がりなのに日本だけ右肩下がり。それは日本が80年代と同じビジネスをやってるから」

「(芸能の本質の)歌やダンスより、愛嬌やファン対応・トーク力を優先した結果、日本は芸能の"接客サービス業化"を起こし音楽業界の成長を妨げた」

「2010年代半ばからずっと『日本の音楽業界も海外に目向けないと先ないよ』と訴え続けてきたが必ず”炎上”した。”日本国内の稼ぎだけで充分食って行けるんだからイイじゃん”と。その結果、市場が縮小し子供たちの憧れの職業に音楽家が入らなくなってきた。(少子化と伴い)目指す人口が減って競争が減ってクオリティが落ちて行って、音楽業界で働きたいと思う優秀な人材が来なくなった。海外の道を閉ざす事は真綿でジワジワ自分の首を絞めてるのと一緒」

「K-POPの成功のおかげで、アメリカのショービズの中でアジア人が1位を獲る事が普通になってきた。我々日本人にも夢と希望を与え、(日本人が海外目指す時の)想像もより具体的になった」

「XGのプロデューサーのサイモンとは同い年で元アイドルなのも一緒なので希望を沢山もらった」

「韓国と日本ではコレオ(振り付け)に掛ける費用が10倍違う。韓国はコンペティション(競い合わせ)して、例え採用されなくてもギャラを貰える。例えばK-POPで1曲のコレオに1千万円掛けるとしたらコンペに参加した10組に100万円ずつのギャラ。J-POPではコンペにかけず1曲数十万円が相場」