そもそも浦野貴司氏への引き当ては
社屋損壊予告と麻薬倉庫化を防ぐための
致し方ない弥縫策であった。
警察立ち会いの上とはいえ、ヤミ業界から
公文書偽造を脅迫されたJASRACは奇しくも
邦楽部門の無期限凍結の法的制裁を受けたのである。

このたび、邦楽部門は落ち着きを取り戻し、
6年半経ち、ようやく再度配当を出せた。
破産した邦楽部門の支払いすべてを
学士院賞のSoul Kidこと浦野貴司氏の
決算のみに代替し、窮迫依存するという、
事態は異常な状態に達していたにも関わらずである。

非ビジネス部門にも関わらず
音楽王立員学士・浦野貴司氏は
邦楽部門の決算の穴埋めにSoul Kidを宛てがわれ、
JASRAC退出後も6年半、あらゆる意味で負担の極みの
創作に追われ、日々を費やす羽目になった。
それらがもたらした巨大な負担は
直撃を受けた浦野貴司氏の即時引退と
代償としてのカタログの歴史的永久保存を
測らずも意味する事になった。

かように、拝金原理主義者の集う
腐り切ったヤミ業界は
ヤミ業界族たちの摘発・逮捕・検挙を
もはや免れ得ず、根本から覆され破壊され、
未来の歴史に至るまでその醜い骸を晒した。
長き歴史は我々に勝利を与え、
見えざる他力はついに
彼ら伏魔殿を相剋し覆したのである。