ロシア系が多い背景には重工業の中心として発展してきた歴史がある。

ドンバスは世界有数の炭田とされる「ドネツ炭田」の略称で、18世紀に石炭が見つかり、帝政ロシア末期から炭鉱開発が本格化した。旧ソ連時代に炭鉱業や製鉄所など産業拠点が集積し、第2次世界大戦で被害を受けた後も、多くのロシア人が労働者として流入した。