ゴルファーに人気のタイ コロナ明けに行ってみたら日本人が消えていた! 「若いうちに行け」ない時代を痛感
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a96dcf240199f396e4dacd2240c0395ddf7196b

先日、本当に久しぶりにタイへゴルフ旅行に行ってまいりました。海外旅行自体も、じつに3年ぶりくらいになるかしら。

それまでタイには毎年訪れていて、勝手知ったる……というような気持ちでおりましたが、駐在員を除く日本人観光客ゴルファーが、コロナ前に比べて想像以上にいないことにびっくりしました。

しかも、行きの飛行機にはじまり、ホテル、繁華街、レストランに至るまで、あんなにいた日本人観光客の姿を見かけない……。

観光客だけの話ではありません。今回使ったタイ航空には、日本人のCAがひとりもいなかったのです。

以前なら日本人を運ぶための東京線が、いまやタイ人やその他外国人を運ぶための飛行機になってしまっているとは……。

現地のホテルも同様で、あんなにいた日本人のセールスやゲストリレーションも、数えるほど。

ひと昔前まで、タイはとにかく物価が安く、ゴルファーはもちろん、老若男女、日本人が大挙して訪れたアジア屈指の人気国でした。

ころがいまは航空券も高いし、現地の物価も高騰中。おまけに為替も弱く円安で、タイに行くお得感はまったくなくなってしまった。

よほどのタイ好きでもないかぎり、「日本でゴルフするのと同じ値段なら、わざわざ行かなくていいよね」ってなるのは、仕方がないことだとは思います。

ただ、大人はそれでいいかもしれない。けれど、一部を除いた多くの日本の若者は、お金がなくて海外旅行に行けていないと聞きます。

このままでは、海外の若者との体験格差は広がるばかり。いったいこの先どうなってしまうのか、日本の若者の未来を憂いてしまうのです。

もうひとつ、タイを訪れて印象深かったことは、新しいゴルフ場ができていたり、建築計画がされていたり、近未来に対するムーブメントというか、熱いパッションを強く感じたこと。

日本では法律の問題でなかなか新しいゴルフ場をつくれないのは仕方がないけれど、今の日本にはない、刺激があった。

とにかく、行ってよかった。やはり、日本以外の世界に触れることは人生に必要なことだと実感した次第でございます。