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ささいな怒りでも、アドレナリンをはじめとするストレス興奮ホルモンが過剰に分泌される

場違いな怒りを過剰に噴出させ、理性的判断を行う前頭葉の機能を麻痺させる

自分の行動が及ぼす結果を予測できず、暴力を振るい、物を壊す。
そうして、すっきりしたり、
後悔したりする

 「ナッツリターン」事件を起こした大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)元副社長も、怒りのコントロールに失敗したケースに当たると、ある精神科医が分析した

成長期に適切な欲求充足と挫折をそれぞれ経験することで、人格が成熟する

望みが適度にかなえられることで
肯定の心理が生まれる

そこに適切な挫折が交じることで
世の中は自分の思い通りにはならない、ということを体得する

挫折なく充足のみを享受すれば、
存在感は極大化し、世間を軽視するようになる。最終的には、どうしても自分の性に合わない場合、極度の怒りをあらわにする。苦労は買ってでもせよ、という言葉はここから来ている

警察庁の統計では、暴行・傷害・脅迫・恐喝・略取・監禁犯罪の半数近い
46%は突発的な犯行

衝動制御障害の患者も、過去5年間で2倍に増えた。過度の生存ストレス、心にためこんだ末に爆発するコミュニケーション不足、過保護、暴力ゲームや刺激的なドラマなどが原因に挙げられる

怒りの発作の後には、
「身の破滅」が待っている

全ての怒りは、自分に災いとして戻ってくるのだ。他人への配慮・共感を教える「心の教育」が強く求められている