○近年、副都心蘇我を特徴づける資源も、年々変化、充実しつつあります。まず、蘇我といえばジェフユナイ
テッドのホームタウンであります。町のブランド形成において、これ以上ない存在であり、郷土愛や地元民と
しての愛着の醸成にも寄与しているとも言えます。

二つ目は、産業資源として本市を代表するJFEスチール、近年は、子供たちを対象とした夏休み工場見学や
起業家教育の舞台としても活用されているほか、工場夜景においても、注目を浴びつつあります。また、桜の
季節になると開催されます「桜まつり」や秋に開催される「JFEちばまつり」は、地域に開かれた地元の方
はおなじみのイベントとなりつつあります。そして、本年、都市対抗野球において、同社野球部が令和の初代
王者となりました。千葉市代表との冠のもと日本一に輝いたことは、多くの市民にとって誇りを感じるうれしい
ニュースであったと同時に、新たなエリアイメージが生まれた瞬間であったと思っております。

そして、三つ目は、近年、ゴールデンウイークに蘇我スポーツ公園で開催されております野外ロックフェス
ティバル「JAPANJAM」であります。初開催となった一昨年は約5万人、第2回の昨年が6万5,000人、
第3回となった本年は、実に大台突破の11万1,000人の動員となりました。人気を博している要因は、交通アクセス
のよさや会場がコンパクトで快適な空間であることなど、その会場の立地環境にあるとされ、野外フェス革命とも
言われております。Jリーグ開催時のにぎわいとは異なる新しい風を感じるイベントであり、地元商店街や住民
からも歓迎の声を多数伺っております。ジェフ、JFEに次ぐ蘇我を特徴づける地域資源に育つことが期待されて
おります。そこで伺いますが、本市は、イベントそのものについては後援の立場でありますが、エリア価値向上
のため、イベントを活用する立場でもあります。ついては、副都心蘇我で開催されております「JAPANJAM」
について、本年までの3回の開催を終えてどのような振り返りをされているのか、評価をお聞かせください。