○蘇我というと、商業、スポーツによるエリアイメージが強かった中にあって、若い世代を中心とした新たな人
の流れを生み出すこうした音楽文化の交流がなされることは、副都心としての幅を大きく広げるものであります。
イベント拡大の議に当たっては、騒音苦情等への一層入念な配慮は求めつつ、シーズン制のJリーグと年1度
の「JAPANJAM」、副都心蘇我の未来につながるトータルで最大の効果が得られる方策をよくよく検討いただ
きたいと思います。

さて、ジェフ、JFE、「JAPANJAM」と偶然にもアルファベットのJを頭文字に置く3つの誇れる資源を中心に、
認知向上が期待される副都心蘇我、そして、そもそも京葉線、内房線、外房線の結節点、ジャンクションという
4つ目のJこそが最大の利点であります。本市が目指すちば共創都市圏の確立、その新たな圏域確立の牽引
となるべき拠点地域こそが蘇我副都心であるというふうに言えます。そこで、最後になりますが、ちば共創都市圏の
確立という視点からも、幕張に続く蘇我というエリアブランドの形成、あるいは副都心というものをより具体的に
政策展開にのせていくことについて、当局の見解をお聞かせください。

○総合政策局長 いにしえの伝説にその地名が由来するとも言われる蘇我は、航空機産業や鉄鋼産業の工場の
立地により、地域の発展を支えてきた歴史があり、また、これまで、商業機能の集積、スポーツ、レクリエーションや
防災機能を核とした蘇我スポーツ公園の整備等により、着実に発展してきたものと考えております。

そして、現在、「JAPANJAM」開催や工場夜景等といった集客、観光など、蘇我という町の有する魅力はより幅広い
ものとなりつつあります。こうした魅力に加え、今後、圏域としての将来にわたる持続可能性を考える中で、本市以南
の地域と結ばれる鉄道の結節点であり、広域幹線道路の沿道に位置するという立地特性を生かし、ちば共創都市圏
の確立に貢献するまちづくりを行ってまいりたいと考えております。