渋谷陽一氏が語る、20回目を迎えた“聴き手が作る”フェス「ROCK IN JAPAN」
https://www.oricon.co.jp/confidence/special/53370/

渋谷陽一
 今でこそ、フェスとは複数のステージのあちこちでパフォーマンスが行われているものだという認識が定着しましたが、
当初はアーティストの裏かぶりに怒る参加者もけっこういました。
「このアーティストとこのアーティストが観られるからチケットを買ったのに、このタイムテーブルでは無理じゃないか」と。
だけど、怒ったってどうしようもないじゃないですか(笑)。
ということを学習してきて、だんだんフェスそのものを楽しむ参加者がかなりのシェアを占めるようになってきました。
すると一時期、ラジカルな問題として議論となった“最前列の出待ち”も自然と解決されていったんです。