シンガー・ソングライターの松任谷由実が、14日放送のNHK総合『SONGS』(毎週土曜後11:00)に登場。10代の頃から通い続けている“第2の故郷”金沢を訪ね、音楽のルーツをたどる。

ユーミンはなぜ、45年もの長い間、第一線を走り続けてこられたのか。大切にしてきたという「純粋さを、捨てない。」「“私”で、生きてゆく。」「旅を、やめない。」の3つのキーワードが浮かび上がる。

今回訪ねた金沢はデビュー当初から縁が深く、浅野川の桜を描いた「花紀行」という曲があるほど。
地元放送局のプロデューサーだった金森千榮子さんは、デビュー間もないユーミンに声をかけ、ラジオ番組を長年一緒に作った旧知の仲。
出会った瞬間からシンパシーを感じ何でも話し合ってきた「戦友」のような存在だという。

数年前に体を壊し、かつてのように会話ができなくなってしまった金森さんから思いがけない言葉をかけられ、ユーミンは号泣してしまう。
それは、45年間ヒット曲を生み続けてきたユーミンの心に深く突き刺さる一言だった。ずっと変わらない、大切な人に名曲「Hello,myfriend」を贈る。

また、伝統を守り続ける茶屋町では芸妓の文化に触れる。伝統とは?変わらないこととは?変化を恐れず進化し続けたユーミンが大切にしてきたこととは?
地元の人しか通わないようなちょっとマニアックな行きつけの居酒屋で、これからのビジョンを語る。

番組では、ユーミン自身が「今の時代に聴いてほしい」と選曲した45周年記念ベストアルバム『ユーミンからの、恋のうた。』の中から、初期の名曲「ジャコビニ彗星の日」「セシルの週末」も披露する。