May J.「Cinema Song Covers」インタビュー|愛すべき映画音楽に詰め込んだ4年間の集大成
https://natalie.mu/music/pp/mayj04

彼女にとって4枚目のカバーアルバムとなる本作は、映画音楽をテーマにした作品。
「ラ・ラ・ランド」の「Another Day of Sun」や「グレイテスト・ショーマン」の「Never Enough」、
「STAND BY ME ドラえもん」より「ひまわりの約束」など、洋画と邦画からセレクトした楽曲
全16曲を2枚のディスクにそれぞれ分けて収録し、彼女の幅広い表現力を感じることの
できる内容に仕上がっている。

──今回の作品は映画音楽のカバーを集めたアルバムですが、このタイミングで
4枚目のカバーアルバムを作ろうと思った理由を教えてもらえますか?

ここ4年くらいですかね、フルオーケストラでライブをさせていただく機会がものすごく
増えたんです。
特に弦楽器の心地よさを感じるようになって「もっと自分の音楽に取り入れたい」と
思ったんですね。
あと、オーケストラコンサートでは、毎回のようにシネマソングがテーマになるんですよ。
やっぱり映画と音楽ってすごくつながっているなと思ったし、オーケストラって本当に
ぜいたくで聴きごたえのあるものだなと思い始めた頃に「次のカバーは……」という話が
持ち上がりました。

──邦楽の楽曲は、どのように選んでいったんですか?

その曲が好きなことを大前提に、自分が歌っている姿を想像できる曲を選びました。

──逆に、洋楽の曲はしっかりと歌い上げる曲がそろっていて。

そんな曲がほとんどになっちゃいました(笑)。

──May J.さんが今やりたい音楽とは、どんな音楽なんでしょう?

弦楽器が入っていたり、オペラの要素が入っていたりする音楽ですね。
フルオーケストラの空気感が反映されているものと言うか。

──2枚組で聴き応えのある作品になりましたが、May J.さんにとってこのアルバムは
どんな1枚になったでしょう。

そうですね……やりたかったことを実現できた1枚と言いますか。
4年間の積み重ねが1つの作品として出し切れたんじゃないかなと思いますね。

──ツアー公演はどんなステージになりそうですか?

30歳になって初めてのツアーなので、今までにない大人っぽい雰囲気が出せたらと
思います。音の面はもちろん、衣装や……あと髪も切ったので(笑)、何もかも新しく
なるかなと思います!