◆aikoの「カブトムシ」にヒヤヒヤした
 その意味で言うと、aiko(43)もターニングポイントを迎えつつある
ように感じました。大名曲「カブトムシ」の決めフレーズをアカペラで
歌い出すアレンジで披露したのですが、正直、aikoの歌であんなに
ヒヤヒヤしたのは初めてでした。
 ノドのコンディションなのか、音響の問題なのか、現場でなければ
分からないこともあったのかもしれませんが、全体的に声が出しづら
そうだったのは否めません。
 もしこのまま原曲のキーを保って、メロディラインも崩さないとなると
、そう遠くない将来に破綻してしまいかねない。何度か喉の手術を経
験しているだけに、心配です。
 そこで、aikoにも体と楽曲を守るために、良い意味で勇気をもって自
分を甘やかしてほしいと思うのですね。その一方で、培ってきた経験
と音楽的素養をフル回転させて、衰えた体力の分を補う。長いキャリア
を持つ人にしかできない、頭を使ったパフォーマンスを期待したいのです。