Day2の感想です。

やはりテンションは高めでしたが(昨晩は眠れなかったそうです)、それでもDay1に比べ落ち着いていたというか、自身のテンションの高さに慣れ、対処できていたように感じました。
大半の曲で自身ピアノ等を弾いたDay1に対して、基本的にヴォーカル専念だったことも、少しプレッシャーを軽くする要因だったかもしれません。

通して印象を強く受けたのは、杏里さんがメンバーの音を、ライブを楽しんでいるなぁということ。
自分も近年の杏里さんに感じていたことであり、今日のMCでも杏里さん自身が認めていました(「以前はライブがつまらないと思う時もあったが、今はすごく楽しい」)が、メンバーと頻繁に交わす笑顔やアイコンタクトに、杏里さんのメンバーへの強い信頼と、その音に身を委ねる喜びが伺えました。

セトリ的には、Day1が旧作中心であったのに比べ、満を持してニューアルバムの曲たちが並ぶ、実に「レコ発ライブ」らしいものでした。
Day1とDay2に振り分けるのではなく、一部を除いてDay2のセトリだけにこのアルバムの曲を入れたのは、レコーディング参加メンバーで構成するバンドで音源に近い形で最初に届けたいという、杏里さんの強い願い故だったのかもしれません。

実際、今日の演奏は音源をかなり忠実に再現していたし、そこにCDでは出せないライブならではの音圧の威力が加わって、新曲の魅力を存分に引き出していたように思います。
特に「ことあるごとに」のロックテイストの力感あふれる演奏は、杏里さんがアコギを弾く姿を含めて、一瞬違うアーティストを聴いているような新鮮な錯覚に陥りました。この曲の強いメッセージ性にはこの音圧の強さが合っていたと思うし、杏里さんのヴォーカルも音源より遥かに良かった(杏里さんもこの曲ではかなり気持ちが高まったのか、歌い終わった後目を拭っていました)。
この曲と「光のループ」は、断然ライブ向きですね。

「レコ発ライブ」らしいセトリになった分、Day1に比べ旧曲は少なくなりましたが、なかなか渋いチョイスだったと思います。
その中では、他の方も指摘していましたが「水に恋をする」がとても良かった。どちらかといえば慎ましい印象だったこの曲が、バンドアレンジで華麗に大きく生まれ変わり、違う魅力を見せてくれたように感じました。
杏里さんも、MCで「気持ちよかった」と言っていたので、満足いく演奏だったのだと思います。

2日間を通して声の調子は良く、どの曲も安心して楽しむことができたのは、特筆すべきことかもしれません。
この状況下で実現したライブを杏里さんが大切に思い、入念に準備してきたのでしょうし、2日間とb燻Q加できた幸演^に感謝したいbナす。DVD(販売形態は不明ですが、出ることは明言されました)で観直す時が待ち遠しい。

最後に...来年の春に向けて「希望の種」が撒かれました。それ以上の具体的な情報はありませんでしたが、種が実を結ぶ(実現する)ことを願いながら、続報を待ちましょう。

いつにも増して長くなり、申し訳ありません。
以上です。