「両親ともに芸事で、子どもっていうのがどうしても抵抗があって、
一緒にいてあげられない側面が「沙也加さんは子育てそっちのけの聖子さんから
祖母の一子さんに預けられ、最も母の愛情や庇護の欲しい幼少期、
とても寂しい思いをして育ったと思います。公園で暗くなるまで、
ひとりローラーブレードで遊んでいたのを覚えています。
ご近所の方がかわいそうに思ったのでしょう、ジュースか何か差し出していた。
その後、転校を繰り返し、友だちをつくることすらままならなかった定時制高校を
頑張って卒業したときも、卒業式にすら聖子さんは現れない。そういう自身の経験から、
両親不在で子どもに寂しい思いをさせてしまうくらいならば、
あきらめていいという考えになっていったのかも知れません」出てくるだろうなと」