沢田の方が早かったわ


「去年の5月に結成されたパフォーマンスが、トリオ・レコードから
ミッキー・カーティスのプロデュースでシングル盤「レインボー・ガール/気になるお前」
を発表した。メンバーは、山本俊三(ヴォーカル)、矢吹幸博(元プラスティック・フード/ギター)、山本輝彦(ベース)、宮城幸夫(ドラムス)の4人に、大木啓造(ギター)が臨時で加わったりしている。」
2004年に宝島社より発行された「聴け!伝説の日本ロック1969-79」の
”音楽雑誌三面記事拾い読み1973年”より。
(もともとは『ニュ−ミュ−ジック・マガジン』の記事からの引用)

当時の宣伝文句は“キャロル(フィリップス)に対抗しうる唯一のロックグループの
話題作”(トリオの宣材より)
by J.Y.(a.k.a.L)さんからの貴重な情報。

1973年9月21日シングル盤「レインボーガール/気になるお前」でデビュー。

2曲とも

作詞:安井かずみ
作曲:加瀬邦彦
編曲:矢吹幸博(レーベルでは編曲:パフォーマンスと表記)
演奏:パフォーマンス
ボーカル:山本俊三
プロデューサー:ミッキー・カーチス
アシスタントプロデューサー:藤巻俊雄
製作担当:鈴木孝夫
表紙デザイン = AD.北村武士 イラスト:中川志津子



「気になるお前」は沢田研二が1973年8月21日発売のロンドン録音盤『JULIE VI/ある青春』に収録。
まずは8月10日発売のシングル「胸いっぱいの悲しみ」のカップリング曲として発売された。

加瀬邦彦はストーンズの「Brown Sugar」をかなり意識してこの曲を作っている。
この曲の完成度は高い。