一般例ですが、「持久戦に強い方が勝つ」という理由も、書いておきます。
率直に言えば、「弁護士に訴える」という文句は、
詐欺まがいの商材を販売している相手にとっては、
痛くも、なんともないのです。
「どうせ通知書を送ってくるくらいだろう」と、高を括っています。
毎日裁判所から呼び出されている人もいます。
ですが平然と社会生活を送っています。
一番効果的なのは、弁護士からの通達ではありません。
弁護士は、依頼された期間、範囲しか動いてくれませんが、
個人の場合は、いつもまでも、どこまでも、自由に動けます。
これが商材屋にとっては、弁護士よりも怖いのです。

「評判」というのは、販売者にも、購買者にも、大切なものです。
会社は、そこにいる人材の質以上にはなりません。
優れた従業員は、評判の悪い場所からは、当然去ります。
ほかに、評判の良い、働きやすい場所があれば、そちらに移ります。
なぜなら、給与はさほど良いわけではないのに、自分もトバッチリを受けるとなると、
不利益しかないからです。
残った人は、社会と敵対していくので、消費者動向に疎くなり、
さらにトラブルを引き起こします。
そして、交通事故の発生と同じで、飽和点にあたる何度目かのトラブルで、
大きな破綻を迎えます。
一気に破滅か、じわじわと衰退か、終焉に向かうのは、どちらも同じです。