417 名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! sage 2017/12/17(日) 13:45:53.09
(続き)
・「スカートが蒸れる」、「生理痛が収まる」などの無駄に性的な表現は避けるべき。若い男性読者はそこに気を取られて物語への理解を妨げることになる。
ライトノベルならそれでも構わないが、一応この小説の目指すところは「ライトノベル」ではないだろうことを前提に注意しておく。

・オチが弱い。相手役の雉子波くんが突然キスするというのも彼のキャラには似つかわしくない。彼の中で突然盛り上がっての行動にせよ、主人公をこれで喜ぶほど都合のいい女には描いてない筈。
ここはもう一度「音」と「絵」のセッションのような濃密な「セックスの代替行動」で再び心の交流を取り戻すところで締める方が物語全般に意味が出る。
オチがキスでは「結局それかよ」と読者が白けてしまう。

・全体的に「恋愛」をバカにしすぎている。
主人公がまだ恋愛の酸いも甘いも知らないが故に、逆に冷静に突き放して考えるのはキャラ立てとしては教科書通りだろうが、作者は違う筈。
作者の人生経験から滲み出る恋愛の醍醐味、男女観、恋愛と音楽や絵画との関係など、パーツを置いただけで組み合わさっていないプラモデルのようだ。
「これらの材料から完成した料理の味を想像してくれ」では、誰もあなたの店の暖簾をくぐらない。

以上。
「作者が素人ではなく、すでに業界でプロとして作品を発表し活躍しているクリエイターである」という前提に感想を書かせてもらった。
乱筆乱文、ご容赦されたし。