正論 2018/11/5 11:40

「ヤマ カンはいつも自分が正しいと思っている!」

21世紀も18年経とうというのに、まだこんな幼稚な屁理屈がまかり通っている。
日本人の論理性のなさにはいつも呆れる。
論理的な、というか常識的な反論をすれば、
「じゃあお前の発言はいつも正しいとは限らないね?で、今は?」
と、言うしかない。

「ヤマ カンはいつも自分が正しいと思っている!」というセリフは、それをほざいている
自分の正当性を担保しないのだ。
こんなの義務教育受けていれば誰にでも解る。

僕だけではなく、あまねくすべての人が「自分は正しい!」と思うから発言するのであり、
その「正しさのぶつかり合い」から議論が生じ、そこで理解し合うこともあれば、
決裂することもある。それだけ。ごくシンプルなことだ。

しかし、日本人はどうも、議論の仕方すら解らないらしい。
橋下徹含め。

この日本人の特性は、既に調べはついている。
正論よりも「空気」、それを尊ぶ「ムラ意識」だ。

みんながそう言ってるんや!そう思ってるんや!とさえ言えれば、どんな正論も無視される。
無理が通れば道理がひっこむ、そればかりをやってきた国なのだ。

何より、先の戦争に日本が突入していったのも、この「正論より空気じゃ!」という、
日本人の悪しきムラ意識の高まりがそうさせたのだ。
当時の日本に独裁者はおらず、それを必要とする状況にもなかった。にもかかわらずだ。

「正論より空気」が、最悪の結果を招いた例だ。

だから21世紀にもなって、まだ日本は近代化していないと言える。
依然としてムラ社会のままだ。
近代化はことごとく失敗したのだ。


日本は一回、完全に滅ばない限り、自分が正しいと信じること、そのために「正論」を
鍛え上げることの大事さを学ばないだろう。
それだけぬるい国だったのだ。