続き


しかし、それよりも自省の念が湧いていた。
あとLINEBLOGからの僕の論調を知らない人間には「そら見ろ!オタクが!」といきなり言ったところで、さすがに解らないだろう(そうだLINEBLOGもオタクに屈したんだった。アホが)。

僕は時系列を遡り、3年前に行った「アニメ イズ デッド」


で、いかにアニメ業界がオタクの狂気に苛まれていったかを、わざわざ動画まで貼って(誰もほとんど見ていないだろうが)、丁寧に改めて説明し直した。
その起点は(僕が考えるには)2007年だ。
そこもきちんと書こう。「ぼくたちの失敗」として。

当時の僕は、まだ自省の念の方が強かった。
しかし今年に入ってもなお、アニメはどんどん壊れていく。
急がねば。もう犠牲を出してはならない。

結果としてこうして「丁寧に書いた」ことで、オタクどもに付け入る隙を与えたようだ。

ほぼ同時期に、オタクどもは気付いたのだろう。
自分たちが「加害者側」だったことに。
そして年配者ほど、あの30年前の記憶がよみがえったに違いない。
オタクの地位が大きく崩れ、またあの差別と偏見の時代に戻ってしまうのか!?
(ファンから聞いた話だが、今回僕を叩く人間は年配者が確かに多いらしい)

それこそは「自業自得」だと、改めて言いたい。
アニメの地位向上と共に勝手にオタクの地位も底上げされ、それに有頂天になりやがて自分の支配欲も剥き出しに、SNSで集団暴徒化してアニメをおもちゃにしては壊し続けてきた、この12年の結果だ。
これぞ当然の末路だ。

そこへ僕の「丁寧な」文章が現れた。
彼らにあったのは、「怒り」よりもむしろ「恐怖」だったのだと思う。
「オタク」=「犯罪者」のイメージへの逆戻りを、どうしても認められなかったのだろう。

そりゃ気が気でなかったのだろう、自分らへの僕の攻撃を、あたかも「古巣」への攻撃だと転嫁したのだ。
僕の文章を敢えて誤読したのだ。
実際僕のファンはまったく誤解しなかった。
オタクに媚びまくって生きてきた情けない某漫画家はしっかり「皆の期待に応えて」誤読して、オタクたちの駆け込み寺になっていたようだが。