NIPT(新型出生前診断)と中絶について

NIPT(新型出生前診断)を受ける妊婦さんの数は年々増加傾向にあります。2013年4月から2017年9月までの約4年半でに5万1139人が新型出生前診断を受け、染色体異常である陽性と判定された人は933人。その中の907人が中絶を選択したと報告されています。約97%の人が人工妊娠中絶を選択しているという事がわかります

平均すると1年間で全体の人工妊娠中絶数は17万5000人、新型出生前診断で中絶を選択した人は201人。全体の中絶件数で考えるとNIPTでの中絶件数は1%にも満たないという事になります。

妊婦になってから考える。ではなく、妊娠したらどうするか。妊娠して染色体異常を告げられたらどうするか。など、少し先回りして物事を考えていくことも大事なのではないでしょうか。