note風に 村田君の思い出 ※おじさんnoteのように作り話ばかりです

彼は、アニメ受け手の動きマニアどころか、一流のプロアニメーターからも崇拝される
<ミュージシャンズミュージシャン>のような存在になっていた。
だけど僕の方が少し年長なので、彼のことを村田君と呼ばせてもらう。

その村田君が11月末に急逝してしまった。
特に交友が続いたわけでも仕事に接点があったわけでもないので、
僕もネット情報で知り、アニメ関係者から確定と聞かされたのは14日の夜だった。
昨年には大好きだったガバメント含めた拳銃の作画本を上梓し、2月には車とバイクの本を出せていた。
拳銃の作画本は売れ行きが良くて(アニメーターや漫画家必須の資料になったようだ)第2巻が
出せると本人公式ツイッターに発表されていたのに、まさかこんなことになろうとは。

思えば村田君は、高校時代からガバメントだ357パイソン359だと騒いでた。
当時すでに製造禁止になってしまい、規制法成立日以前の所有者だけが持っていられた
ビンテージモデルガンを嬉しそうに携えて遊びに来てた。
さる漫画で有名になった「モロズッポヌケ」のことだ。
規制日から逆算したら幼稚園の頃に買ってもらってることになる。なんちゅう親じゃ。