これが実現しなかった最大の要因は、1923(大正12)年の関東大震災にあるといえます。国へ西板線の免許を申請したあとに震災が起こり、東武線も大きな被害を受け、この対応のために西板線の計画は後回しになったのです。翌年に免許が交付されたものの、工事に着手できる状態ではなかったといいます。