母子家庭も困ってるみたいだが。
アレはどう思うのかね?



ひとり親世帯の困窮深刻 6割が減収・無収入
「仕事ない」「息子だけでも3食を」

2021/2/6 2:00 朝刊 [有料会員限定]

感染拡大が続く新型コロナウイルスが、ひとり親世帯の家計を直撃している。非正規雇用の親も多く、出勤シフトが減るなどしてコロナ前と比べて6割が減収か無収入になったとの調査結果もある。緊急事態宣言の延長で窮状はさらに深刻化する恐れがあり、現場からは継続的で取りこぼしのない支援を求める声が上がる。

「掛け持ちしていた飲食店の仕事がなくなり、昼のアルバイトもシフトが減った。児童扶養手当を入れても収入は月15万円程度で、高1の息子に十分な食事を与えられない」「失業して別の飲食店で働いているがシフトが少なく、家賃未払いで部屋も退去になりそう。2歳の息子だけでも3食与えたい」

しんぐるまざあず・ふぉーらむの小森雅子さんは「単発の給付金は困窮する親には全く足りない」と話し、1〜2カ月に1度の定期支援を訴える。給付金は支給時点で児童扶養手当を受け取っていることが条件の一つだった。ただ離婚が成立していないなどの事情で児童扶養手当を受け取っておらず、支援の枠組みから外れた家庭もある。

生活保護を巡っても、申請をすると援助の可否を確認するために親族に連絡が行く「扶養照会」という手続きがある。ただ過去に親族から虐待を受けていたなどの理由で、扶養照会を敬遠し、生活保護の申請自体をためらうひとり親も少なくない。小森さんは「誰も取りこぼさない制度設計をしてほしい」と訴えている。