905 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! (ワッチョイ 5f45-7UtA [180.200.76.158])[sage] 投稿日:2021/03/28(日) 17:43:01.90 ID:z2Tne/DF0 [5/8]
(一つ抜けてたので上げ直し)


『シン・エヴァンゲリオン』観る。
まずは庵野監督を慰労したい。
お疲れ様でした。



作品を通して感じたのは、「空っぽ」さだった。これは「虚無感」と語義的には近い。



まるでそんな「空っぽ」さを必死で埋めるかのように、途轍もない情報量のイメージやデザインワークスやマテリアルのコピペが洪水のごとく押し寄せる。しかしフィルムに流れる空気はむしろ静謐さすら感じさせる。



旧劇場版で人類を「補完」し尽くした庵野監督が、新劇場版では生きる道を選んだのか?いや、それは喜ばしくもなんともないだろう。ただの「大人の方便」を身に付けただけだ。



しかしそれを無碍に批判する気にはとてもなれない。庵野監督は、「大人」になるまでに余りに傷つき過ぎたからだ。


969 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! (ワッチョイ 5f45-7UtA [180.200.76.158])[sage] 投稿日:2021/03/28(日) 19:22:40.94 ID:z2Tne/DF0 [7/8]

続いて「プロフェッショナル」を観ている。

「ありきたりなものじゃダメだ!!」ともがいている彼の出す結論が、実にありきたりなものだということが、最大の皮肉であり、悲劇。



アニメは本当に終わっ「た」のかも知れない。

表現としては。




終わったかぁ。

終わった先に何があるって?

なんもないよ。




それこそが、「さようなら、すべてのエヴァンゲリオン」なんだよ。

庵野さんは最後まで自覚的だった。
その覚悟は十分敬意に値する。



「もうアニメには何もない」ことを知っておきながら、それでも戦った庵野さんは、とても立派だ。

本当に正直な、素晴らしいクリエイターだと思う。