二匹はバンバンガラスを叩き「ママをかえせえ!ベビをかえせえ!」と騒ぎますが、突然頭を捕まれ雪に投げ捨てられました

カーテンが閉まったせいかよく見えませんが赤い大きなポケモンがハサミをバチバチしながら二匹を見下ろしています
兄は手を振り回しながら立ち向かいますが、ブチュンという音と共に頭と足が同じ位置にされてしまいました
妹は失禁してM開脚みたいな感じで涙鼻水流しながら震えますが

「はあ、また明日掃除僕なんだろうな」

目が慣れてきたのか見えた姿は赤いハサミでワシワシ頭をかくポケモン
すぐにハサミ迫り意識が飛びました。途絶える瞬間空を飛んだような感じと共に頭の無い自分の体が見えました

巣のパパはもはや虫の息でした
体は動かないのに意識はある。断続的な痛みが気絶すら許してくれません
パパは穴だらけの天井を見つめました。隙間から降りる雪がとても幻想的です

そして陽が上がる頃、痛みと寒さに耐えられずパパは誰にも看取られず息をひきとりました


季節は変わり、家屋解体業者に発見された時は顔を痛みにひきつらせ、見るものに同情をひかせたそうです
焼却処分され、骨は共同墓地に埋葬されたようです。きちんと供養されたのは真面目に生きてきたパパへの賛辞なのかもしれません

雪がとけ新たな命が芽吹く季節。またどこかでタブンネが生まれては死んでいくでしょう

〜GRAND SPECIAL TRUE END〜