俺はその間に切り取った肉を刺身にする。子タブンネの肉は焼いても旨いが、生だとまた違う味なのだ。

「ミィ…ミ…」
そうして子タブンネの上に切り終えた刺身を乗せると「子タブンネの活け作り」完成。
値段はウチで最も高く、一つ4000円だ。
ちなみに、この料理は食べている最中も中々楽しめるので、今回はその様子もお見せしよう。

子タブンネを四肢を固定したまま、お客様の元へ運ぶ。
お客様も喜び、刺身に橋を伸ばした。

「ミッ!?ミヒィーッ!」
子タブンネは、自分の目の前で自分の体が食べられることにショックを受け、さらに強くイヤイヤする。
お客様はそんな子タブンネを見て喜ぶのだ。

「ミッミィ…ミッミ♪ミッミ♪」
子タブンネはそんなお客様を見て一瞬困惑したものの、すぐに媚び始めた。
自分の状況とお客様が何してるか分からないのか?w

お客様も、そんな子タブンネの媚び声にさらに気分をよくし、箸を進める手を早めた。

「ミャウ…ミ"ィ…」
お客様が自分を気にかけないことに悲しそうな声ですすり泣く。
「なんで助けてくれないの?」とでも言うように。

「ミ"ーッ!ミ"ャーーッ!!」
そしてついにお腹の肉を食べ終わるというとき、子タブンネが大声で喚いた。

実はこの料理には続きがある。
「すいません」
お客様がお腹の肉を全て食べ終え、俺に声をかけた。
「ミミッ…ミィ…」
子タブンネは俺の姿を見るとガタガタ震えて怯えている。

子タブンネはギリギリの所でお腹に肉が残っている。
お客様が刺身を食べ終わったら、これを開いて内蔵も味わうのだ。

「ビィーーッ!ミ"ッ…ミ"ビィ-!!」
俺がメスで内蔵を傷付けないようにお腹を切り開くと、キレイな内蔵が露になり、子タブンネは自分の体の中身を見て泣き叫んだ。

周りの別のお客様も、注目して集まる。
値段も高いため、頼んだお客様は少し優越感も楽しめるのだ。