そして最後のタブンネだ。
俺がチラリと見ると、タブンネはこちらを向いて「ミッミィ♪」と鳴いた。

最初に媚びられて順番を後回しにしたからだろう。
そうすれば自分は大丈夫だと思うお花畑だ。
「おいで♪」
俺が優しく声をかけると、案の定「ミ〜ィ♪」と甘ったるい声でポテポテと歩いてきた。

当然椅子行きだw
「ビィヤーーッ!!ミ"…ミ"ガーーッ!!」
裏切られた…そんな感じに叫び、助けを求めるタブンネ。
「ミ…ミィミ♪」
そしてスプーンを見ると、また媚びた。
そんなことしても何にもならないのにw
「ミ"ッギュー!!」
スプーンを押し込むと、タブンネは断末魔を上げた。

同じく省略

目を失ったタブンネたちは、うずくまったり、倒れていたり、泣いたりしている。
「ミィ…」「ミ"ャーーン…ミィ〜ン!」「ミ"…ミ"…」
その声も様々だ。

さて、この取り出した目玉をボールに入れ、アロエ果肉くらいまで細かく砕いていく。
いくら何でも、目玉がそのままゼリーになってるなんて嫌でしょう?w
そして細かくなった目玉を、寒天、果物果汁と混ぜて固めれば「タブンネの目玉ゼリー」完成。
一皿200円とリーズナブルで人気のデザートだ。

「ミィ〜ン!」「ミ"…」「ミフーッ!!」
え?あいつらは?
こうなれば部屋にも戻せないし、速やかに別の料理で処理するよ。

これで俺のレストランの紹介を終わろう。
もちろん、ここで紹介した以外にも、耳せんべいやタブンネラーメン、タブンネフライ等多数の料理がある。

正直、可哀想と思うこともあるが、だからこそ美味しく料理するのが俺の義務だ。

レストランは絶好調で、この調子なら年内にイッシュ全土に広がり、来年にはジョウトにも支店を出せるだろう。
シェフも足りないし、忙しいが俺は充実の毎日を送っている。

皆も、ライモンに遊びに来た際は是非立ち寄ってみてくれ。

<終>