プログ 1/4

五輪反対にみるポピュリズムの怖さ。
池江璃花子に五輪辞退要求、多くは「リベラル系」が投稿拡散
という夕刊フジのネット記事があって。池江選手にこういう事を要求する連中ってのは
本当にゲスだと思う、ってのは前にも書いたとおりですが。で、この記事によると
「多くはリベラル系が投稿拡散」している、とあるんだが。

自分は思想的には多分リベラルだと思う。民主主義は肯定する。
ただしいつもいつも毎度の事だが自分がリベラルを名乗る時には「リベラルただし反ポピュリズム」
という注意書きが付く。ポピュリズムというのはつまり大衆迎合主義で、大衆多数派の望むとおりに
ハイハイと言うような思想をいうわけで、上記で池江選手に辞退要求するような連中は、
僕が思うにはリベラル層の中でもポピュリズムの典型だと思う。
つまり、民主主義は多数決ではなく、そもそも民衆の市民の倫理感(市民性とかリテラシーとか)を
大切にできない多数決というのは、それは俗物主義や海に飛び込むレミング的な多数決であって、
そもそも民主主義では無い。五輪を夢みる一選手を攻撃する多数なんてのは、結局そういうレミング
の飛び込み心理みたいなものである。
つまり他に何もできる事が思いつかないから(政治的にも感染拡大防止的にも)、そういう馬鹿な
要求をしようとする。