■日よけがある

実は、アジアゾウは暑さが苦手なんです。野生のアジアゾウは夏場の暑いときは深い森の中で過ごします。森林の中で出来る日陰があれば言うことありませんが、無い場合は日よけが必要です。ミストも体感気温を下げてくれるアイテムの1つでクールダウンには効果的です。


■放飼場の面積

JAZAのマニュアルでは、ゾウ1頭に対して500m2の広さは必要といわれています。

それを基本的な考えとして・・・

広い方が色々な工夫が出来るのでいいですよね。狭いとやりたいことも出来ない印象があります。広くても工夫されていないのを見ると「もったいない」と感じます。

大きな体を鍛えなければ健康には過ごせません。狭いより広い方がいいですし、どうすれば運動量が増やせるのか?が大事なような気がします。

のんほいでは広くてふかふかの床になったことでダーナさんが地面に座っている姿を写真で見ました。上野のスーリヤさんは横になったりしています。

あと広さがあると言うことは、ゾウが私たちから一定の距離を置くことが出来るから精神的にも良い状況なのではないでしょうか。出来れば体を隠すもの(擬岩、壁等)があればいいと思いますが無い場合は奥行きを取ることでゾウにとって逃げ場となりますよね。

森の住民のアジアゾウ。喧噪は避けたいはずです。