■ぞうチームの存在

今まで訪問した動物園にはゾウのチームがありました。

どうすればゾウが幸せな暮らしが出来るか考え、工夫し実行されてます。ゾウと信頼関係を結ぶには長い年月が必要とされています。

一人で担当されていると、その方に何かがあったりした場合ゾウは孤立してしまう。一度心を閉ざしてしまったら如何することも出来ません(たとえチームがあったとしても、王子の諏訪子さんのように何かが原因で心を閉ざしてしまう場合もありますが。)日々、宮子さんのトレーニングして欲しい。「宮子さんが孤立しないよう、信頼出来る飼育員さんを複数存在させて欲しい」というのを以前園長に伝えたことがあります。私が訪問している時は複数になることはありませんでした。


■ゾウに選択肢を作る

何も無い放飼場よりも、フィーダーがあったり、水場があったり、体を擦る擬岩があったり、隠れられるものがあったり、冬場は寒いから部屋に戻って暖が取れたり、でも気分転換で自分から外に出て過ごしたり。食べ物をサラダバーのように自由に取って食べたり、そのほか色々ゾウの為の選択肢を沢山作っている動物園の飼育風景を見ているといいなぁって思います。人間だっていろんな選択肢で生きている。野生の象もそう。自然に近い形にするということは選択肢を増やすことでもあるのではないでしょうか。


言葉が話せたら、宮子さんはなんて言うだろうな。

宮子さんが、幸せに健やかに暮らせるよう遠くから祈っております。