運営体制が変わる前後に起きた詫び空襲は大量の脱落・引退者を出したことで艦これ史上でも五指に入る汚点となったが、その前年に登場した鹿島はパセリ原画のキャラクター造形やこの時期に人気が急上昇していた茅野愛衣のCV、そして初心者でも入手が比較的容易と言う好条件が重なったこともあり、瞬く間にスターダムを駆け上がって行った。ローソンでは鹿島タペストリーの争奪戦が繰り広げられ、同人誌も鹿島一色となり「有明の女王」の二つ名を獲得するフィーバーぶりであったが、皮肉なことにこの頃からブラゲは未プレイor引退済みで二次創作だけやると言うエアプ勢の比率が他のゲームに比べても飛び抜けて多くなる奇妙な現象が発生する。
こうした「ブラゲのプレイヤーよりも二次創作がメインのエアプ層が多数派を占める」と言う艦これの特異性はC2プレパラートに運営が移行してから非常に顕著となっており、このことがプラットフォーム提供元のDMMとの関係悪化を招いた遠因の一つとも考えられる。


他艦船擬人化ゲーの相次ぐ日本上陸(2016年夏〜2018年)

この頃になると、13年〜14年期の艦これのブームは台湾や香港を経由して中国大陸にも伝わるようになり、多数の艦これにインスパイアされたゲーム(いわゆる「艦これフォロワー」)が開発・リリースされた。
これは艦これが(一応)日本国内のみのプレイに限定されていたためという側面もあるが、初期のものはいわゆる「海賊版」的なものも多く、DMMが本気で訴訟を検討したこともあったようだ。