また、それまでの3タイトルと異なり当初から日本市場をターゲットに開発が進められ(開発国の中国では2020年7月に日本から2年遅れで開始)、2018年6月に第4の他艦船擬人化ゲーとして上陸した『アビス・ホライズン』に至っては【ら】こと田中率いるC2プレパラートとセガが法廷闘争を挑んだのだが(詳細はvsアビス・ホライズンを参照)、本家本元のDMMに至っては仮処分申請の債権者に名を連ねることもなく、最初から最後までノーコメントを貫き通した。

とは言え「DMMにおける非エロゲーの最大手であった(過去形)」艦これを完全にパージしているかと言われるとそういう訳でもなく、この時期には、DMMの「バーチャル広報担当」としてデビューしたVTuberの星名こむが第一声で好きなゲームに「艦これ」を挙げていたが、半年後に再生数の低迷で引退(動画内の説明では「母星に帰還」)するまでの間、艦これのゲーム実況を行うようなことはただの一度も無かった。
また、2018年末から放映されたDMMゲームズのテレビCMでは他のタイトル紹介と合わせてラスト1秒で艦これ(吹雪の改二化)が取り上げられている。

この頃、続々と日本に上陸する他艦船擬人化ゲーとは別に艦これを含めたDMMゲームズのタイトルにはある問題が持ち上がっていた。それはブラウザゲームに利用していたAdobe FLASHのサポート終了期限が2020年に迫ったことで、DMMでは早くから外部メーカーが開発・運営しているタイトルを含め社内スタッフを派遣してHTML5化の支援を行う方針を公表していた。
艦これはDMM内にあったFLASHベースのタイトルとしてはいち早く、2017年秋の第四回 観艦式で「来年春にHTML5版へ完全移行」を謳ったが予定はズルズルと先延ばしされ氷祭り兼第五回 観艦式で来場者を煙に巻くべく怪しげな英語のアナウンスを行った後、8月下旬にまる3日を費やしてようやく移行している。