そこでは「同人活動自体は過去に提示したガイドラインに基づく限り自由だが、同人イベント主催者が法人の場合は角川アーキテクチャへ事前に相談しろ」と表明したことにより新たな混乱が発生している。
何故なら、上述の通り角川アーキテクチャの連絡先はサイトに設置されたやる気0のメール送信フォームしか無く、そこには「商品に関するお問い合わせ」以外には応じられないと明記されているからである。
電話は他のグループ内部署と共用でFAX番号も非公開のため、メールが使えないとなれば運営が要求する事前相談をしようにも先方との通信手段は郵送に限られる(本社所在地は千代田区のKADOKAWA本社内のため、そこ宛に送れば誰かが受け取る?)と言うことになってしまう。

ワンダーフェスティバル

年2回開催されるワンダーフェスティバルでは、アマチュアのモデラーが外部コンテンツを基にしたフィギュアを展示・販売する場合は事前に「当日版権申請」を行うことになっている。

角川関連(ブランドにより多少異なる)では原則として版権許可が1回限りで同じフィギュアを再販することが長らく禁じられており、アーキテクチャ発足以前の艦これも例外ではなかった。
ただし、過去に申請したものから艤装に若干のアレンジを加えるなどのマイナーチェンジがあれば「新規」とみなされて許可が下りることもあった模様。
2019冬申請分からはKADOKAWA本体の半年遅れでアーキテクチャも艦これ関連の再販を解禁し、その甲斐あってか19夏では61→80と18冬以来3回ぶりに回復した。しかし、出展の大半は新作でなく再販による在庫処分であり、既に18夏の初登場から再販無制限のアズレンにごっそりシェアを奪われているため、艦これの再販解禁が巻き返しに繋がっているとは言い難い。