その他編
羅部・頼部(らぶらいぶ)

羅部と頼部と呼ばれる二つの地方に作られた独立勢力。ここには音ノ木坂学院と呼ばれる誰にでも門戸が開かれた学問所があったが謙介が軍事学校に作り変えようと企んだため、
生徒たちが反乱を起こした。中心にあったのは美遊子(みゆうず)と呼ばれる9人の女子生徒で、彼女たちのプロパガンダ活動により反謙介勢力が結集され、一国に値する軍事力を持つに至る。
謙介の勢力が駆逐されるとともに美遊子は解散した。解散の宴では多数の人民が集まり、涙を流したという。

臥龍藩(がりゅうはん、がるぱん)
大洗(だいせん)という沿岸にある自治都市。多数の戦車を備えており、年端の行かぬ女子でも自由自在に操ることができたという。前川が軍事力を手に入れようとたびたび侵入を繰り返して
荒らしたが、戦車の威力の前に撃退されている。以前は観光客にも開かれた国であったが、前川の乱入からは鎖国体制を敷くようになった。そのため大洗の地は寂れ果て、復興するのは
淫王朝中期の時代まで待たなければならなかった。