祝杯を挙げながら父親である愛宕授乳手コキニキの肖像画に語りかける。
「あなたは愛宕授乳手コキへの理解が得られないままあの世に行ったが、今日という今日こそはあなたは僕に脱帽すべきなのだ。
あなたは愛宕授乳手コキの上手い商人に過ぎなかった。しかし今日の私はタナイチになったのですよ!」。
悦に入る伊部。
しかしその時、急成長したタナイチが暴れだした。タナイチは屋敷を破壊し外に出てしまう。
屋敷を抜け出したタナイチは双葉家の庭に入り込む。それを見つけ慌てるとしあき提督。
巨大なホモのお化けを見たと兄あきに訴える。
「どこかホモ好きの家から逃げ出したのではないか」と兄あき。それを聞いて伊部邸に行くとしあき提督。
大きなホモみたいな物を見たととしあき提督が言うと、伊部は急に怒りだしとしあき提督の首を絞めながら
「変なことを喋ったら、お前たち兄弟のスレを淫夢の毒で殺してやる」と脅迫する。
「TANAのらん豚には何も言うな」と伊部。

翌日、湖の観光船が艦獣に襲われる事件が発生した。出動するTANAチーム。
空から爆撃するも、艦獣には通用しない。
艦獣は体の後ろの穴から肉々しい竿のような物を出し、TANAの戦闘機オマンチンを捕らえる。地上からの支援で竿を中折れさせ、何とか脱出する戦闘機オマンチン。
鑑識課によると、オマンチンに付着した竿のようなものの破片は男性器以外の何物でもないとのことだった。
伊部邸に行き、男性器艦獣の鑑定を依頼するらん豚隊員。しかし「鑑定の結果は明日になる」と言い放たれ伊部邸から追い出された。
そのころ双葉邸ではとしあき提督がふさぎこんでいた。らん豚隊員はとしあき提督に何か大変なことがあったかと聞く。
としあき提督は泣きながらホモの怪物を見たという。
らん豚隊員はとしあき提督からあの日の夜に伊部邸へ行った事を聞き、2人で伊部邸へ向かう。
こっそり伊部邸内に忍び込む二人。しかし伊部はそれを待っていた。
「君はどうしてこんな恐ろしい研究を」とらん豚隊員。
「僕は新しいジャンルが欲しかった。タナイチは僕が生み出した新しいジャンルなんだ。らん豚、君には僕の気持ちなんてわかりゃしないよ」。
「僕がタナイチを生み出したことが罪というなら、僕はもう死ぬしかないんだよ!」と泣き崩れる伊部。