本問題においてC2機関が本来取るべきだった行動は以上のようなものだと言えるだろう。
拒絶理由の中で特許庁が求めている【レイセオン社の許諾】とはこのような事例を念頭に置いたものと考えられる。
え?レイセオンが【しーらむちゃん】申請するの?

ちなみにPS Vita用ソフト『艦これ改』は角川ゲームスの発売だが、恐らくは上記のiPhoneと同じ理由でDMM.comラボ(当時)が商標登録して角川ゲームスに商標の使用を許諾する形を取っていた。
艦これ改関連で説明されている通り商品自体は既にロットアップし、ダウンロード販売も打ち切られているが「艦これ改」の商標は今なおDMMから分社されたEXNOAが保有している。

拒絶査定が確定した場合

2019年10月に海上自衛隊が主催した横須賀フリートウィークで販売した「しーらむちゃん」のグッズ各種は当然に「権利侵害物品」の謗りを免れなくなる。

レイセオン側がC2プレパラート相手にアクションを起こすかは不透明だが、そうなった場合は艦王をイベント出入り業者として招き入れた海上自衛隊内部の謙属も「出入り業者が権利侵害物品を売りさばいた」と言う結構な不祥事で責任を問われることになりかねないのではないか?

商標出願の最終結果

最終期限は2021年6月6日でその後特許庁の情報が更新され次第確定。
それに先立つ形で2021年3月23日、本家SeaRAMの出願が【存続-登録-継続】となり正式に登録商標となった。