法的恫喝

運営も2020年頃になって【お気持ち表明】として度々行っているこのような法的対応をちらつかせる【法的恫喝】は、近年様々な場所で目にすることができ問題となっている。
この手の恫喝行為を行うのは訴えを起こし継続するに必要な【リソース】を持つ強者であり、それらをもたない弱者に対して行われる。
これが更に発展し訴訟まで進むことがあれば【SLAPP(スラップ)訴訟】となる。
厳密な定義では公的機関や公人による訴訟行為だが、民間レベルでも使われ広まっているため耳にしたこともあるだろうか。
この行為は提起者が対象に法的勝利することを目的としていない。
その目的は自身に対して都合の悪い意見や批判の封殺・統制・弾圧を目的にターゲット(発信者・SNS管理人)に心物双方で負担を強いること、加えて報に接した人々(wikiやスレをROMってる人たち)を威嚇・恫喝し萎縮させ、その後の行動(批判の拡散等)を抑止させる狙いにある。文字通りテロル(恐怖)による言動支配である。
実際今回の報を知っただけのなんら無関係と思われるユーザーが驚いたり、なかには怖がってスレやwikiへの書き込みを自粛しようとする姿も見られた。
またターゲットが弱気な反応を見せた場合、さらに要求の拡大を行い、常識的範囲を逸脱した法外な要求を対象者が飲んでしまうよう誘導することもセットになっている。
実際管理人の報告を時系列で見ると、最初は【フェイスマスク事件】記事に対しての開示請求だったものが、【カレー機関】【カレー機関問題点】【艦これの問題点】と増えていき、ついには
「全ページの編集履歴閲覧できる権限を弁護士に寄越せ」
「権利者削除してログごと抹消してから該当記事の3編集ログ提出しろ」
と徐々に要求がエスカレートしていっていることが見受けられる。
スレへの投稿後には管理人の心中穏やかならん様子も窺え、初動に関してはまさに目論見通りになったと言えるだろう。
しかしそのまま一人で抱え込まず、管理人がスレに相談したり自身で調べたりatwiki運営に相談した結果落ち着きを取り戻した。

この【直接やりとりしたがる態度】というのはかつての【艦これ検証部 のいじ】を思い起こさせる、
なにかとトラブル対応で重要なのは【一人で対応しようとしないこと】だと言われるが、それがよくわかる流れになっている。