伸ばし

ガンディーン2話見た。
特撮的視点からなら文句は無くとも、やっぱり、障碍とかパラ競技について元々好きだったのか
長年の理解があって生まれた脚本なのか、というのはかなり疑問なのだが、
つまり、実際に障碍を持ってる子達がはまれる特撮なのか?って事なんだよね。
僕なんかはまずそこから考えるんだけど、その視点から見るとやっぱりあらゆる台詞が「違うな」と
思えてしまうわけで、
SPや2期があるんだとしたら、まずその差分を考えるべきなのではと思う。
大志役の奥野君やお父さん役のつるの氏など、俳優さんたちの演技には全く全然文句ない。
彼らと特撮アクションの入れ込みの増分でかなりこの特撮ドラマは支えられていて、違和感が
あるとしたらもっとそれ以前の問題だと思う。
割と障碍者に対する扱いが雑に見えるのは、あまり特別扱いして欲しくないと、障碍者の方々も
夕方の番組でいつもそう主張しているので、それはそれでいいのかもしれないんだが。主人公が
ヒーローになる上で悩む所ってそこ??みたいな所に拘泥しすぎる台本だなぁ、というのがあって。
(自分に可能か無理かという次元で悩みすぎる。あと何故大志がグーを守りたいと思ったかの
根拠描写が足らなすぎる。そこを腐女子妄想に頼りすぎてるのが作劇(演出論)として全く駄目)
いや、もう話は完成してしまってるので、2期やSPがある事を前提での意見なんだけど。
つまり、結局は「実際に障碍を持ってる子達がはまれる特撮なのか?」って、そこだ。
ガンディーンはカッコいい。
問題は誰を守るのか?って事で、それが例えば宇宙人を守るとか、健常者を守るとかだけだと、
テーマが伝わりづらいんじゃないかと思う。
「障碍者を守る」というのはグーが最初にろくに話せなかった点はそれに近いものがあるんだが、
もっと普通に「地球の障碍を持つ子供たちを守る」とか、そういう視点もあっていいのではなどと
思ったもので、各話テーマ視点になるのかな;
本来誰に一番見てもらいたいのか、って事を脚本以前が考えなおした上じゃなきゃ、
2期もたないかもしれないので。