伸ばし

一応もう一度書くけれど、成田先生はウルト○マンや怪獣やビークルなどの権利主張などで
プロダクションと決裂し絶望したまま他界した(その辺はみんな知っての通り)わけで
成田氏としては直の生徒の僕らに頑張って欲しいという気持ちはあったわけで。
直の生徒でもない人々に延々ウルトラを作られるよりは、と願ってた人だった。

で、例えば自分も成田氏と最後に会った電車の中で、成田氏の新デザインのフィギュアとか
作ってもいいんだけど、でも他のタケカサ氏などの鬼工人メンバーがいるし
とかそういう話にはなっていた。
自分としては立体を最初から進路にしてたタケカサ氏らがいると思ってたので。
まぁ他にも先生とは色々話したけれど。
で、そういう意味での成田氏の直の生徒としてのオマージュとか現代の最先端はこれだよ、ってのはあります。
「シン〜」がデザインされる前からほぼ、手足材質を半透明化するという結論への前段階までは出来ていた。
(そこが決まらなかった)
でもさすがに「シン〜」が劇場公開された後に発表するのは違うよな、と思って。
いずれにしても生徒の僕らにとってはカラータイマーのないウルトラマンってのもまた、
80年代からエヴァーグリーンであたりまえの存在なので。その辺の認識が一般ファンとたぶん全く違う
最先端と言ってもほぼ線としてのデザインは2015年に出来ているので、
あとはその矛盾クリアや材質質感イメージの修正、というよりもひじとひざからの先が決まらなかったんですが。
胸の部分は一種オマージュだから残してるのが一つ、もう一つは「シン〜」のライン取りと
解釈の違う胸部、って感じです。
大胸筋が縦長でそこを締める筋肉ラインが水流のようにタテに落ちているという

まぁどっかがgdgd言ってくるようであれば変更版発表すればいいだけだけど、
そもそもマンは成田氏のデザインだし、成田氏が僕がこういうのをデザインするのに文句を言うはずが無いので。
直の生徒が恩師の他界後にオマージュ作品作ってはならないなんていう連中、どの口で言うか!!って感じだよなと。
むしろ胸以外の部分でかなりのバランスを取っている斬新系のデザインだけど、
この胸部のおかげで懐かしさにはつながってるのかなと。
by 森本コージ(浩司)