僕がワサビンネで遊んでいると、もう一匹のベビンネが僕の足をペチペチ叩いている。兄弟を助けようとしているのか。生意気な奴だ。

僕はターゲットを切り替える事にした。
紐を使い生意気なベビンネの足をハンガーに縛り付けた。逆さで宙吊りの状態だ。
そして鍋に熱湯の準備をする。
僕はハンガーを持ちベビンネをじわじわ熱湯に近付ける。
恐怖で小刻みに震える姿は素直に可愛いと思える。
そしてあえてギリギリの所で留める。ベビンネが体を丸めれば湯に触れる事はない。
しかし実際には足が縛られているのでベビンネは腹筋を使って体を支えなければならない。
プルプル震える姿が限界が近い事を知らせてくれる。
それから1分もしないうちにベビンネは力尽きモロに熱湯に浸かった。

「ミビャア!ビャァァァ!」
部屋中に甲高い声が響く。
その悲鳴に反応してか僕の腹が鳴った。
そういえば帰ってからまだ何も食べていない。
腹が減ったのでベビンネが入った鍋を使いおでんを作ってみた。
グツグツと煮えたぎる大根、ちくわ、こんにゃく、はんぺん、それらに紛れバシャバシャもがくベビンネ。視覚的にも楽しめ箸が進む。

食後、茹であがりぐったりしているオデンネを取り出した。ピクピクして意識が混濁している

「尻尾を噛み千切れ」
そう言ってママンネの前に差し出す。
当然「出来ない」という態度を示すがそんな事は許さない。

「出来ないなら子供達はみんな死んじゃうよ?」
ママンネはどちらの選択も否定するようにひたすら首を横に振り続けた。

仕方ないので見せしめにまだ無傷の最初に鎖で繋いだ一匹をナイフで少し切りつけた。
浅く、だがしっかりと血が流れ、その悲鳴は目を瞑り現実を逃避するママンネに1つの選択を決断させる。


「チギャアアア!チチチィ〜!」
ママンネはオデンネの尻尾に噛みつきがむしゃらに引き千切ろうとしている。
ブチブチと白い毛が抜け落ち尻尾はみすぼらしくなり尻尾に顔を突っ込んでいたママンネの顔はオデンネの糞尿で汚れていた。