>>963
批評者としての東浩紀は好かんけどシミュラークル論は今でも秀逸な現代創作論だと思ってる
コラボやスピンオフによって多数のアニメ漫画が複製されて量産されてるし
その元になった作品群も過去の創作物のコピーだったりして「オリジナル」なんて存在しないという指摘は当たってると思う

時々は見たことも無い斬新な「オリジナル」作品が登場するけど
それだって A→B→■→D→■→■→G(結末)……→□(真の結末)という作り方により
受け手が伏せられた部分の物語「C」「E」「F」を勝手に幻視したり真の結末を妄想する
実際にはブラックボックス部分に創作者はお話もキャラも仕掛けも作っていないから本当の「大きな物語」は存在しないという
この東さんの指摘を否定できる漫画・アニメって1998年以降のセカイ系とその末裔には見つからない
エヴァンゲリオンのあとはそんな作品が目立って増えたけどエヴァのイミテーションだから最終回まで盛り上がらなかったり
放送(セールス)から10年以上経つと忘れ去られるものばかりだった(まあシン・エヴァも考えないまま流したトコ絶対あると思うが)