●京都府

 インターネットのライブチャットで17歳の少女に服を脱ぐよう要求し、裸の映像を録画したとして、府警少年課は25日、児童ポルノ禁止法違反容疑で、京都市下京区の無職、中島弘卓被告(42)=別の児童ポルノ禁止法違反罪で公判中=を京都地検に追送検した。容疑を認めている。府警によると、ライブチャットを利用した児童ポルノ製造の摘発は全国初。

 送検容疑は今年6月28日、インターネットサイト「ジェイケイウェブ」で、互いの映像を見ながら音声会話ができるライブチャットを利用し札幌市の無職少女(17)に服を脱ぐよう要求。少女の裸の映像を録画して児童ポルノを製造したとしている。

 府警によると、同サイトは会員制で、男性は1分250円で少女とライブチャットができ、少女は男性が支払った額の42%の取り分がもらえる仕組み。中島被告は17分間で4250円を支払い、少女が1780円を得たという