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今後の世界に資本主義も社会共産主義も要らない
自民党の岸田首相が「新しい資本主義」なんて言葉を口にしているけれど、冗談じゃ無いと思う。
もともと自分は自由主義ではあるけれど・・・・資本主義は大嫌いで、社会主義も共産主義も大嫌いで。
そもそも。資本「主義」っていうのは、すべての価値観において資本を第一に優先して考えるって事だ。
資本主義では巨大資本が優先されるし、資本を持たない個人の心や意見は切り捨てられる。
命すらも切り捨てられる。

一昨日NHKのクロ現+で、「いのちの格差」をテーマにした特集があって、聴覚視覚の障碍者などが
被害者として事故死した時、被害者家族の内面の美しさにも関係なく、被害者の命が相手方弁護士に
値踏みされ、今後稼げるはずだった額を命の「逸失利益」として、結果死んでしまった家族の命が
値踏みされ格差が出来てしまう、そして遺族が更なる喪失感と侮辱に苦しむ、という特集がされていた。

この問題は現代において大問題で、例えばお年寄りがなくなった時に遺族がもらう保険金でも、
年を取れば取るほどもらえる保険金は少なくなるという大矛盾が生じている。
ガキでも考えれば解る事だが、高齢者が若いころから継続的に生命保険金(その他もだが)を支払って
きているのなら、通算で支払ってきた保険金額は、高齢者になればなるほど高額なのだ。
にも関わらず、高齢者の死亡保険金は逆に減り、入院保険もたとえば一回の入院につき限度の月が
限られていたりする。これは現代日本の「歪んだ逸失利益思想」から来ている。

それだけではなく、例えば奉仕精神で儲けを度外視してどのような人としての努力をしてきた個人でも、
社会的に何かに帰属しておらず固定収入が得られていないなら、その人の命はやはり値踏みされ、
「その人の努力は社会的に評価されていないから逸失利益もせいぜいこれくらいだろう」と
ダンピングされたりする。